7月16日、17日と岩村田のお祭り撮影旅行に行ってきた。この旅の楽しみは、まず栄写友の仲間と駅で待ち合わせをすることから始まる。
新幹線のホームへ上がり、並んでいるメンバーを探しながら自由席の列へ向かう。これが何とも言えなく嬉しいのだ。(小学校の遠足のような感じ!)車内では楽しいお喋りもつきず、あっという間に佐久平駅に到着。それにしてもなんて空気が新鮮なのだろう。夏らしい空は高く、吹き抜ける風はカラっとしていて心地よい。
遠くへ来たんだと実感が沸く。 さて、今回の撮影場所となる岩村田までは歩くことになるのだが、丁度お昼時なので腹ごしらえをする。駅前にあるチェーン店のレストランに入るが、洋食屋なので長野名物のおそばなどはメニューにない。「今長野に到着。お昼をファミレスで食べてる。」と妹にラインしてみる。すぐに返事が来た。「長野まで行ってチェーンのファミレス?」ごもっとも。1泊2日の短い旅だけれど、お祭り撮影が目的なのだけれど、食いしん坊の私としては地元の名物を食べずには帰れない。
岩村田は中山道と佐久甲州街道が交差する位置にあり、米殻の集積地として物資輸送上で大きな役割を果たしたという。
街を歩けば街道の歴史を感じさせる蔵や家屋があちらこちらにある。懐かしい佇まいの商店街もいい。
ここに面白い人物が通れば最高だな、などと考えながら歩く。さて、いよいよお祭りが始まり、子供神輿、大人神輿が通る。多くの人出で賑わってきた。
こうなると私の眼が泳いでしまう。神輿をかっこよく構図もばっちりで撮れればいい写真になるか?子供のいい表情をとらえることができるだろうか?
お祭りとは関係なくても、面白い一瞬を発見できるだろうか?こんなことを最初は考えていたが、クライマックスが近づくと、結局商店街の片側に立ち、水をかぶりながら練り歩く地元の人々に向けてシャッターを切り続けていた。まだ何も撮れていないと感じてしばらくその場にいたのだが、じっとしていると足の疲れがたまり、あきらめて近くの公園へ休みに行った。もっと早くここに来れば良かった。(泣)そこははっぴを着た子供や大人で賑わい、大いにはしゃいでいた。
皆本当に楽しそう!忘れていました。「お祭り自体を撮るより、その周りに眼を向けないといい写真は撮れないよ」という先生の言葉を。。。
こんな私でも数枚なんとか救える写真がありますように(祈)
写真を撮りに行くときは、買い物はしないほうがいい。荷物がどんどん重くなるし、カメラに集中できないからだ。でも、私は一人和菓子店に入り、杏子大福と地酒入りゼリーを買った。それがあまりに美味しくてびっくり。地元の名物といえば、夕食に出てきたお蕎麦も美味しかったし、お昼にいただいた鯉も最高だった。
今回の旅では、長野在住の栄写友の大先輩に大変お世話になりました。ありがとうございました!
「一期一会」人との出会いも大切、そして美味しいものとの出会いも!
記:広瀬 美穂